こんにちは🌷かなです♩
突然ですが…みなさん「傾聴力」という言葉を耳にしたことはありますか?
ない方でも、なんとなく想像はつくかと思います
まず前提のお話として…
「きく」という単語には主に「聞く」「聴く」「訊く」の3つの意味がありますね。
「聞く」は“話し声が聞こえる”“物音が聞こえる”などのように、音が自然と耳に入ってくること。
「聴く」は“講義を聴く”“意見を聴く”などのように積極的に耳を傾けること。
「訊く」は“なぜ””どうして”と質問したり尋問すること。
これらは日常生活のコミュニケーションにおいて使い分けることが必要ですが
ここでいう「傾聴力」とは「聴く力」になります。
聴くこと、つまり、積極的に相手の話に耳を傾けることは、人間関係を良好に保つためにも重要であり
親子関係でもとっても大切なことなので、今回は「傾聴力はなぜ必要か」
「高めるための9つのポイント」をお話ししたいと思います☺️
日々の子どもとの会話ですぐに取り入れられるものばかりですので
ぜひ最後まで読んでみてください
傾聴力とは?その重要性を理解しよう
傾聴力の基本的な意味
傾聴力とは、相手の話に真剣に耳を傾け、気持ちや考えを理解しようとする能力のことをいいます。
これには、言葉だけではなく、相手の感情や意図を注意深く捉えること
つまり、「相手の言葉の裏にある感情まで押し量ること」が含まれます。
傾聴力は重要なコミュニケーションスキルの一環であり、信頼関係を築くためや問題解決において
非常に重要な役割を果たします。
傾聴力が必要な理由
傾聴力がある人は、相手の気持ちに寄り添い、より深い関係を築くことができます。
これは親子間でも同様です🌷
親子の信頼関係というのは、血の繋がりがあるから強固なもの、とは言えませんよね。
乳幼児期の子どもの小さな世界では、ママとパパがとても大きな存在であり、最も信頼している相手であると言えますが、成長するにつれ、信頼関係を保つこと・築くことは難しくなってきます。
例えば、幼児期になり出来ることが増えると、辞めてほしい行動も取るようになり、叱る場面が増えるご家庭は多いと思います。
しかし、適切ではない叱り方をしたり、子どもを否定してばかりいると信頼関係はどんどん崩れていってしまうのです。
ですので、信頼関係を保つためにもパパ・ママの「傾聴力」が必要なのです。
傾聴力を高めて、子ども達が求める「話を聴いてくれる存在」「本音を打ち明けられる存在」になりましょう♩
傾聴力を高める方法
会話の基本的なテクニック
顔を見て話を聴く
顔を見て話を聴くことは、相手の話を真剣に聞いていることを示す大切な方法です
「うんうん」と話を聴いてくれても、全然目を見てくれない相手であれば、
話し手側は途中で「あれ?聴いてくれてるかな?」「もしかして興味ないかな?」と不安になりますよね。
子どもも同じように感じるのです
。つい「ながら聴き」になってしまいがちですが、しっかりと目を見て聴いてあげることで
子どもは「自分の話を大事にしてくれている」と感じることができますので、ぜひ意識してみてください☺️
子どもの話すペースやトーンに合わせてあげる
まだ言葉が拙い幼児の話をじっくりと聴いてあげることは、忙しいパパやママにとって
意外と大変なことではありますが…「早く」「何が言いたいの」と急かさずに
ペースを合わせて聴いてあげることで、子どもも安心して話しやすくなります◎
おうむ返しを有効的に使う
子どもの話をそのまま受容するために効果的なのが、子どもが言った言葉を繰り返す「おうむ返し」です。
例えば「保育園行きたくない」と言われた時には「どうして?」「いいからいくよ」ではなく
「そっかあ、保育園行きたくないんだね」とそのまま返すのです。
おうむ返しをすることで、子どもの気持ちを一旦受け止めることができます。
一旦受け止めた後に、「どうしてそう思うのかな?」と聞いてあげると子どもも話しやすくなりますよ☺️
ただし、「受け止める」と「受け入れる」は違いますので注意を!
子どもの言うとおりにするのではなく、意見を受け止めた上で話し合いが必要ということです!
子どもの話に集中すること
最後までじっくり聴く
注意が散漫になると相手は「自分の話をちゃんと聞いてくれていない」と感じますが
子どもも敏感です💦
私も時々“ながら聞き”になってしまうことがあるのですが、そうすると4歳の息子が必ず
「ねえ聴いてよ!!」と言ってきます(ごめん😢)。
子どもだから適当に合わせておけば大丈夫だろうは通用しませんので要注意です…
子どもが「自分の話を大事にしてくれている」と感じられるように、注意をそらさず
全力で子どもの話に耳を傾けましょう。
途中で話を遮らない
スラスラ喋るわけではない子どもの話を聴いていると
「なんで?」「こうだよ!」「それは辞めておいた方がいいよ!」と
ついすぐに口を出してしまいたくなる場面多いですよね!💭
しかし…そこをグッと抑えることがポイントです
最後まで子どもの話を聴いてあげて「話してくれてありがとう」という気持ちを伝えてあげると
子どもも“自分の意見を伝えること”に自信が持つことができます。
(うまく言語化できなくて困っている時は「こういうこと?」と要所要所で確認するようにしましょう
)例えば…「今日保育園でお友達を叩いちゃって〜…」と話し始めた時に思わず「え?!なんで?!」と言ってしまいそうになりますよね…。
でも、もしかすると、叩いてしまった理由(「お友達が先に叩いてきて〜…」や「おもちゃを無理やり奪ってきて〜…」など)や、その後の話(「ちゃんとごめんねできたよ」)も話そうと思っていたかもしれません。
それなのに、「なんで叩いたの!」とすぐに聞かれると、責められている気分になったり
「ママはわかってくれない」と感じて話すのを辞めてしまう子もいるかもしれません。
特に子どもの場合、話の順序がバラバラだったりすることも多いですので
一旦子どもが話終わるまでは「うんうん」「それで?」と話しやすい雰囲気で
聴いてあげるといいと思います☺️🌷
共感の姿勢を持つこと
子どもの気持ちを理解する姿勢を見せる
まずは、子どもの気持ちを理解することが大切になりますが…
幼児はまだ、自分の気持ちをうまく言葉で表現できないことも多いため
「こうしたいのに!」という自分の思いが叶わない時や思うようにいかない時に、
「泣くor癇癪を起こす」ことで、どうにか伝えようとします。
しかし、子どもが興奮状態にある時に「なんで泣いているの!」と尋ねても、
当然子どもはうまく答えられず、私たち親も段々とイライラしてきてしまいますよね💦。
そのような場合は、「どうして泣いているのか」「どうして怒っているのか」、
まずはパパやママの中で状況を整理してみましょう。
子ども自身やその周りを観察し、要求を代弁してあげるのです。
例えば「お兄ちゃんが持っているおもちゃを触ってみたかったのかな?」
「でもお兄ちゃんが触らせてくれなかったから腹が立ったんだね。」など、
代わりに言語化してあげることで、子ども自身も“自分の伝えたい思い”が明確になります。
※よく観察してみても「なぜ怒っているのか」わからない時もありますが…💦
その場合は本人が落ち着いてからよく話を聴いてみましょう。
感情に寄り添う言葉を使う
感情に寄り添う言葉を使うことは、「あなたの気持ちを理解しています」というメッセージを
伝えることができるため、共感を示す効果的な方法です。
「それは悲しかったね」「それは悔しかったね」と子どもの感情に寄り添ってあげると、
子どもは「自分の気持ちをわかってくれている」と感じ、安心して思いを伝えることができるようになります
評価やアドバイスは控える
子どもの話を否定しない
相手の話を否定しないことは、信頼関係を築くために非常に重要です。
なぜなら、否定されると相手は「自分の話を理解してもらえていない」ひいては
「自分のことを理解してもらえていない」と感じてしまうからです。
例えば、子どもが「痛かった」と言った時に、「そんなことないよ大丈夫、大丈夫」と言うのではなく
「そうだね、痛かったね」と受け止めてあげることで、
子どもは「自分の気持ちを尊重してくれている」と感じることができます。
アドバイスは控えめに
これは子どもの年齢にもよるかと思いますが、アドバイスは控えめにすることが
相手の気持ちを尊重するために重要です。
子どもが泣いたり怒っている時に「こうしたらいいよ」とすぐにアドバイスするのではなく
「それは大変だね。どうしたいと思ってるの?」と子ども自身の考えを尋ねることで、
子どもは「自分の意見を尊重してくれている」と感じられるでしょう。
まとめ
- 傾聴力とは「相手の話に耳を傾け、相手の言葉の裏にある感情まで押し量ること」
- これは親子の信頼関係を保つためにもとても大切である
- ポイント①顔を見て話を聴く
- ポイント②話すペースやトーンを合わせる
- ポイント③おうむ返しを有効に使う
- ポイント④最後までじっくり聴く
- ポイント⑤途中で話を遮らない
- ポイント⑥気持ちを理解する姿勢を示す
- ポイント⑦感情に寄り添う言葉を使う
- ポイント⑧話の否定をしない
- ⑨アドバイスは控えめにする
最後に
傾聴力を高める、というと難しく感じるかもしれませんが
子どもの話をよく聴き、寄り添ってあげる ということを
大切にすれば大丈夫です💓
無意識にできているという方もいらっしゃるかもしれませんが、
忙しい日々の中では意外と疎かになってしまいがちですので
ぜひ意識してみてください
もちろん、いつ何時でも、というわけではなく、余裕がある日や出来る時に
意識するだけで全然変わりますので☺️🌷
長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました🌱
Instagram(@k_nokosodate)X(@childcoaching)もやっていますので、いつでも気兼ねなく、DMや、このブログのお問い合わせフォームからご連絡ください。愚痴でもなんでも受付中です
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