こんにちは かなです🌷
前回の記事では「自己肯定感とは何なのか、なぜ大切なのか」についてお話ししましたが、
今回は「子どもの自己肯定感を高めるために効果的である手法」についてお話ししたいと思います。
その手法というのが【チャイルドコーチング】です
。チャイルドコーチングって何?
大人を対象にしたコーチングなら聞いたことあるけど…
という方も多いと思います。
コーチングとは、子育て分野だけでなく「ビジネス」や「キャリアアップ」など
幅広い分野で役に立つコミュニケーション手法ですが…その中でも、子どもを対象としているのがチャイルドコーチングです。
チャイルドコーチングでは、お父さんお母さんがそのスキルを学ぶことで
子どもの自己肯定感を高めたり、自立心を育てることができますので非常にオススメです☺️
スキルを身につけるためには、まずはコーチングの理論について学んで理解し、後は実践を繰り返していくことになります。
このブログでは、チャイルドコーチングアドバイザーである私が
日々の生活の中で少しずつ取り入れられると思うコーチングについて紹介していきたいと思いますので
ぜひチェックしてみてください💓
ではでは…今回がコーチングの記事1回目になりますので、基本的な以下のことについて詳しくまとめました
- コーチング、チャイルドコーチングとは何か
- チャイルドコーチングと自己肯定感はどのような関係があるのか
- 幼児期の子どもも対象になるのか
最後まで読んでいただけるととても嬉しいです☺️💓
チャイルドコーチングとは
「コーチング」とは
「チャイルドコーチングとは何か」の前提としてまず「コーチングとは何か」について説明します。
コーチングとは…対話を通して【相手が自分でも気づいていない、内側に秘めている答えや可能性】を引き出すことによって、相手が自分の力で【目標を達成できる】ようにサポートしていくことです。
親子に置き換えると…対話を通して、子どもの可能性をうまく引き出し、子どもが自分の力で目標を達成できるよう親がサポートしていくこと。(コーチングの理論では、対話をより効果的なものにする方法を学びます)
これだけだとイメージが湧かない方も多いと思いますので、コーチングと似ている「ティーチング」と比較してみます。
ティーチング(Teaching)
・経験豊富な人(先生等)が、自分が持っている知識やスキルを、経験が浅い人(生徒等)に教える手法
・相手は助けが必要な人
・指導者側 ⇨ 指導を受ける側 という一方通行のスタイル
・答えは指導者側が持っている
・教える側の意思が中心
コーチング(Coaching)
・コーチが、対話の中で適切な質問等をすることによって、相手が自ら答えを導き出せるよう、支援する手法。
・相手は自分の力でできる人
・コーチをする側 ⇆ コーチングを受ける側 という双方向のスタイル
・答えはコーチングを受ける側が持っている
・相手の自主性を尊重
どちらも効果的な手法ですが、適している相手や状況がそれぞれ異なります。
例えば…幼い子どもには、社会的な決まりを伝え、知識や方法を教えることが必要(ティーチング)です。
一方で…成長していく子どもに対して、「あなたはこのスポーツをやった方がいい」「あなたはこの分野が得意だからこの大学を受けるといい」「そのためには何をどうやって勉強すればいい」と全て親や先生が “答え”を教えるのはどうなのでしょう。
それではいつまでも自立できません。
子どもたちが自分自身で考えて、目標を達成できるようにサポートしていくのが大人の役目です。
そこで効果的なのがコーチングになります。
ティーチングだけで終わらせるのではなく、コーチングしていくことが大切になってくるのです。
チャイルドコーチングとは
チャイルドコーチングとはその名の通り、子どもを対象にしたコーチングですが…
コーチングというと、“大人を対象にしたもの” “子どもには効果ない”というイメージを持つ方も少なくありません。
こうしたイメージは「子どもはまだ未熟だから大人が教えてあげなければならない」という大人の“思い込み”からくるものでしょう。
確かに日本では小学校、中学校、高校と、みんなが同じように先生から教えてもらって学習するのがほとんどです。
しかし、世界を見てみると、もっと幼い頃から子どもの意思を尊重し、【自分で考えて動く力】を身につける訓練をしている国はたくさんあります。
例えば、オランダでは学校に入学する4歳から「PDCAサイクル」を習慣づける訓練がされてます。
※PDCAサイクル…P(Plan)計画 D(Do)実行 C(Check)点検 A(Act)改善行動 を繰り返して質を高めていくこと。
子どももいつかは親元を離れ、社会に出ていきます。
その時に、人から教えてもらったことしか出来ないよりも「自分で考えて動く力」がついていたほうが
本人も苦労しないでしょう。
無論、この「自分で考えて動く力」は1日で習得できるようなものではありません。
子どもの頃からの訓練が必要なのです。
そのためにも、早いうちから親や先生がコーチングのスキルを学んでおくに越したことはないと思います
チャイルドコーチングと自己肯定感の関係性
コーチングの目的である「自分で目標達成する力」には
自己肯定感が必須になります
自分自身を否定してばかりいては達成することはできないので
自分を信じる力を身につけてもらうんです
そこで「子どもの自己肯定感を高めるのがコーチの役目」です。
子どもの自己肯定感を高めつつ、目標達成まで導いていくこと。それがコーチング。
チャイルドコーチングでは主に、対話における3つの基本的なスキルを学びます。
①傾聴のスキル ②承認のスキル ③質問のスキル
です。詳細については今後それぞれ記事にまとめていきますが…
これらのスキルに共通しているポイントが「子どもの意思を尊重すること(=否定しない)」です。
子どもより人生経験が長い大人は、子どもの率直な思いに対して、悪気なく否定してしまうことが多々あります。
「そんなの無理」「結果はわかってる」「あなたには難しいよ」と、いろんな口出しをしてしまうんですよね。
お気持ちはすごくわかります。
ただ…自分の本音を伝えても否定されてばかりいると
「受け入れてもらえない」「信じてもらえない」「自分には力がないんだ」
と子どもはどんどん自信をなくしていき、自己肯定感が下がっていきます
そして最終的には「自分の思いを伝えられない子」「自分でも何がしたいかわからない子」になってしまうのです。
チャイルドコーチングの訓練は幼児期からできる
ここまでの内容からすると、子どもと言っても、中学生や高校生になってから実践する内容じゃない?と
思われる方もいると思います。
でも…残念ながらコーチングのスキルは実践を繰り返すことでしか身につきません。
なのでコーチとなるお父さんお母さんの訓練期間として、幼児期のうちから、少しずつ意識していく方がいいと思います!
1歳〜4歳の頃って特に、
「まだ小さいから」「まだ出来ない」「もうちょっと大きくなってからじゃないと」と
子どもが失敗しないように、傷つかないように、あれこれと予防線を張ってしまいがちですよね
私もです💦もちろん本当に危ない場面では止めなければなりませんが、
失敗から学んだほうが早く理解することもたくさんあります。
転ばないように転ばないようにってどんな時も手を握りがちですが、
自分ひとりで歩いてみて、「転んだ」「思うように行かなかった」「痛い思いした」「悲しかった」を
実際に経験すれば、じゃあどうすればいいのか、と考えられるようになっていきます。
もちろん時間はかかりますが、繰り返していくうちに必ず学びます。
これを、大人が全て事前に防いで守っていれば、確かに怪我はしませんが
立ち直る力や、どうしたらいいのか考える力が養われません。
むしろ、子どもも反抗したくなる時が来るかもしれません。
なので…子どもがまだうまく出来ないことが多い幼児期こそ
親が「見守る訓練」「心配でもすぐに手や口を出さない訓練」をするために
絶好の時期だと思います☺️
まとめ
今回の記事では「チャイルドコーチングとはどういうものか」について説明しました。
・ティーチングとコーチングは似ているが別物である
・子どもの将来のためにコーチングのスキルを親が学んでおくことはとても大切
・「子どもは未熟だから大人に教えてもらうべき」というのは大人の思い込み
・幼児期から失敗を経験することはとても大切
・「子どもを守る」を履き違えると子どもはいつまでも自立できない
簡単にまとめると↑のようになります
今後も引き続き、チャイルドコーチングアドバイザーとして
幼児期の子育てに取り入れられるものを紹介していきたいと思いますのでぜひチェックしてみてください♩
では…最後までお付き合いいただきありがとうございました💐
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