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子どもが保育園・幼稚園に行きたがらない!休ませる?行かせる?

子どもが園に行きたくないという時。休ませたほうがいいの?
でもそれでいつも休むようになってしまったら…。と考えると、どうしたらいいのかわからない!

というお悩み 子育て中のお母さんお父さんは誰しもが必ず一度は経験するのではないでしょうか?

我が家でもしょっちゅう「ヤダヤダ」言ってます…笑

この「登園渋り」は決して珍しいことではないし、よくあることです!

でもだからこそ、判断に悩むんですよね。働いているお母さんは仕事もありますし、子どもが言うがままに毎回休んではいられないですよね。

今回の記事では、①登園渋りがおこる理由 ②対処法 をお話しします。

実は私、小学生〜大学生まで長いことサボり魔だったのですが、その時の母の対応には今でもすごく感謝しています。そのこともチラッと触れていますので、是非最後まで読んでみてください。

目次

子どもが登園渋りをする理由

ママやパパと一緒にいたい

息子曰く、我が家での登園渋りの理由第一位はこれです。

「ママがいい〜〜〜涙」「ママと遊んでたい〜〜〜涙」とよく大粒の涙をこぼしています(泣)

他のご家庭でも多いのではないでしょうか?

なんて可愛いんだ… でも仕事前にやられると困ってしまいます…苦笑

園で嫌なことがあった

私は、子どもが登園渋りをした時、真っ先にこれを心配してしまいます。

お友達や先生との関係が上手くいってないのかな?って。

(そんな私の心配をよそに、「ねむいから寝たい」って言われた時は全力でツッコみたくなりましたが。笑)

「昨日お友達と喧嘩した」とか「昨日先生に怒られた」とか、もしくは「外遊び行きたくない」など、大人からしたら「そんなの休むほどじゃないでしょ」と思うようなことでも子どもにとっては重要だったりします。

体調が悪い

子どもが発熱した時ってみなさんどうやって気が付きますか?

我が家では上の子(4歳)は、「熱あるかも」「体調悪い」とわかるようになってきましたが、下の子(3歳なりたて)はまだ訴えてきません。

なので、私が触れて熱いことに気が付き、検温したら熱があった、というパターンがほとんどです。

登園前に自宅で検温しなければならない園が多いと思いますので、高熱に気が付かず連れて行ってしまったということはあまりないと思いますが、「お腹が痛い」「頭が痛い」「気持ち悪い」など、子どもが自分で症状に気がついて言語化することが難しい場合もあります。

「今日行きたくない」と言ったら、体調が悪いのかもよく観察してみましょう。

環境が変わった

これは特に新年度や園・クラス・先生が変わった時によくみられますね。

いつも楽しく登園していた子が4月になって急に不安定になったり。

大人でも、職場が変わったり、部署異動をしたあとは憂鬱になりませんか?

「誰かに何かをされた」とか「仕事の内容が嫌だ」とか原因がはっきりしている場合に限らず、これまでの慣れ親しんだ環境ではない、というだけで疲れが出たり気分が落ち込んだりするものです。

子どもは大人以上に繊細で敏感ですし、そのなんとも言えない憂鬱な気持ちを上手く言葉にできないので、泣いて訴えたり怒ってみたり、拗ねてみたりするんです。

登園渋りによくある原因について挙げましたが、この他にも、その子なりの理由があるかもしれません。うちの息子は「やりたいこと・やりたくないことをはっきりと主張する」タイプなので「保育園嫌じゃああああ」と大泣きしますが「保育園行きたくない」ということもなかなか言い出せない子もいると思います。

どのように対応したら子どもが前向きに登園してくれるのか?

まずは共感する

「仕事行きたくないな〜」と言った時に「なんで?」っていきなり言われると、責められているような気になりませんか?(相手にそのつもりがなくても)

なのでまずは「そっか〜行きたくないんだね。イヤだよね〜。」と子どもの気持ちを受け止めて共感してあげてください。

「イヤだ」と泣く子に「ほら、おもちゃあるよ〜」と気を紛らわせようとしたり話を変えようとしても、なかなか気持ちは切り替えられないものです。

まずは少し落ち着くまでとにかく共感してあげましょう。

なぜ行きたくないのか話を聞く

共感をしたうえで、行きたくない理由を探りますが…

「なんで行きたくないの?」という言葉は少々威圧的に感じます。

「なんで」よりも「なにかあった?」と優しく聞いてあげてください。

「ゆっくり聞いてる時間ないし、仕事も休めないし、早く連れて行かなきゃ」と焦ると、つい

「お友達?先生?なに?」と問いただすような聞き方になってしまうのでこれも要注意

本当に心配して話を聞こうとしてくれているのか、それは子どもにも伝わりますので、

子どもが自分で話せるような聞き方と雰囲気を作ってあげることが重要です。

はっきりした理由がないとか、眠い(我が息子のように)とか、「そんなんで休むんじゃない」って言いたくなるような場合でも、「そうなんだね。それは行きたくないよね。」と子どもの気持ちを尊重してわかってあげましょう。

先ほど挙げたように、教室に入るタイミングで急に「行きたくない」と言われてしまい、もう仕事の時間も迫っているので、ゆっくり話を聞いてあげられない!なんてこともありますよね。
その場合は帰宅後に話を聞いてあげてください

前向きになれるような声かけ

子どもの気持ちを受け止めてあげたうえで、今度は前向きな気持ちになれるよう促します。

  • 「〇〇君は園でなんのおもちゃが一番好きなの?」
  • 「この前先生が、〇〇君はよく先生のお手伝いしてくれてすごく助かってるんです〜って嬉しそうにお話ししてたよ。なんのお手伝いしたの?」
  • 「〇〇君の保育園と、ママのお仕事が終わったら、お家で一緒にプラレールしない?ママも一緒に遊べるの楽しみ〜!お仕事頑張れそう!」

お迎えの後に楽しみになるような約束をしておくのもいいですね

ただその場合、その約束は必ず守ること

それと、「保育園行ったらおもちゃあげる」などの物で釣るのはやめておいた方がいいです

登園すればおもちゃもらえると思ってしまいますので。。

普段から園での様子を聞いておく

(これは当日の朝の対応法ではありませんが…)

「保育園行きたくない」と渋った時だけでなく、普段から話をよく聞いてあげることが大切◉

お風呂の時間や、寝る前など、ゆっくり話ができる時にじっくり聞いてあげるのです。

朝登園渋りをする子でも、行ってみたらなんだかんだ楽しかったと笑顔で帰ってくることが多いので

「今日保育園で一番楽しかった出来事を発表し合うタイム〜!!」を作るなど、“保育園は楽しい場所”と思えるように、子どもに楽しい出来事を思い出してもらうのです。

場合によっては園にも共有・相談する

「〇〇遊びしたくないと言っているんですが…」と相談してみてもいいと思います。

先生としても、何も知らずにいきなり癇癪を起こされたりするよりも、前もって知っておいた方が対応しやすいと思いますし、気にかけてくださいます。

ただ、もちろん過度な要求や、全て子どもの言う通りにさせるのはNGです。

最終判断するのは親 

最終的には親が、どうするのか決めないといけませんよね。

「実はずっと前から行きたくなくて、でもお母さんを困らせたくないから言えない、でももう限界」というお子さんもいらっしゃると思いますし、なんとなく言っているだけで頑張ろうと思えば頑張れる、なんて場合もあります。

そこは、そのお子さんのことを一番よく知っているお母さんが、お子さんの話を聞いたり様子を観察したうえでどう思うのか。お母さん自身の感覚を信じてみましょう。

思い切って休ませてみるのも全然いいと思います。

「休ませて本当によかったかな?」と不安になることがあると思いますが、子どもにも伝わってしまいますので、判断した後は切り替えて1日楽しんだりゆっくりするようにしましょう

【登園渋りへの対応】
・共感する
・話をよく聞く、どんな理由であれ否定しないで受け止める
・前向きになれるような声かけ
・普段から園での様子を聞いておく
・場合によっては園にも相談する
・休ませてみるのもアリ

最後に

登園渋りはどうするのがいいか迷いますよね。これまでに挙げた対応法を実践してみても、上手く行かない、解決しないということもあると思います。

仕事との兼ね合いだったり、色々なご事情はあると思いますが、何よりも“子どものことを尊重”してあげてください。言いなりになるのではなく、存在を尊重してあげるのです。

私たち大人も「仕事行きたくない」時に「いいから行きなさい!」「ワガママ言うんじゃない!」「甘えだ!」なんて言われたら辛いですよね。

話を聞いて寄り添ってくれる存在が、大人にも子どもにも必要です。

何かを「嫌だ」と主張するのは簡単ではありません。勇気を出して言っているんです。

まずは、「言いにくかった気持ちを頑張って表現してくれている姿」を受け止めましょう。

今後の親子の信頼関係を築いていくためにもとても大切なことだと思います。

私は昔サボり魔だったと冒頭でお伝えしましたが、まさに「行きたくない理由は特にないけど、行きたくない」タイプでした。要は、面倒だったんです。苦笑
そんな時母は、じっくり話を聞いてくれました。

そのうえで、「行こうよ」と言うときももちろんありましたが、休ませてくれる時も多かったです。仮病に気づいていても、です。無理矢理行かせても逆効果だと思ったんでしょう。

これに関しては、様々な価値観があると思いますし、甘ったれが育ってしまうと思う方も当然いると思います。でも、私は「私の気持ちを受け止めてくれた母」にすごく感謝しています。「仮病でしょ!行きなさい!」なんて怒られていたらもっと悪化してたと思います。

自分で言うのもなんですが、気難しいタイプだし、母も苦労したと思います。でも私みたいな子がいるのも事実ですので…参考までに

ここまでかなり長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。

一般論や理想論では上手く行かないのが子育てですが、お子さんとお母さん自身の気持ちを尊重することがとても大切ですので、一緒に試行錯誤しながらやっていきましょう。

インスタグラム(@k_nokosodate)とX(@childcoaching)もやっておりますのでぜひチェックしてみてください 育児の愚痴や相談もいつでもDMくださいお待ちしております

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